港資源奥川商店は、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
目標11「住み続けられるまちづくりを」
目標12「つくる責任つかう責任」 12‐5:廃棄物の発生防止、削減、再生利用・再利用により、廃棄物を大幅に削減する
目標14「海の豊かさを守ろう」
目標15「陸の豊かさも守ろう」
SDGsのなかには、ごみ問題や地球の資源に関するものがあります。リサイクルを含む3Rの取り組みに、特にかかわりが深い目標が12と14の二つです。
また、これらの事業を地域密着で永年継続している事は、目標11の持続可能なまちづくりへ貢献していることにもなります。
実は・・「とっても“SDGs”な会社」
「㈱港資源 奥川商店」は、生業自体が環境にやさしい「とっても“SDGs”な会社」なのです。
環境サポート工房って?
「環境サポート工房」とは・・・・
地域の企業や生活者の皆様は環境問題に関する様々な問題を抱えています。
「環境サポート工房」とは、これらのお悩みに対し、
弊社ならではの創造力と知恵で解決策を”創り出す”という思いを込めた表現です。
お悩みは企業ごとに、また生活者ごとにそれぞれ異なります。
私共は、皆様が抱える問題に対し知恵を出し寄り添い解決に導く環境問題におけるエシカルパートナーとして、
安心と信頼の地域密着型の「環境サポート工房」でありたいと考えております。
小さな会社だからこそ可能な行動力とレスポンスに、
創業90年の経験と智慧による弊社独自視点の課題解決提案で、
地域と企業の美化・環境保全・環境IQ向上への貢献を今後も目指してまいります。
※エシカルパートナー/人や地球環境、社会、地域におもいやりのある考え方や行動をする相棒
活動事例1
焼津市及び藤枝市の家庭や事業所から排出される一般廃棄物は、志太広域事務組合の高柳清掃工場へ運搬され、焼却処分されます。この焼却後の残灰の一部は、人工石やセメントなどにリサイクルされますが。55%は最終処分場まで運ばれ埋立処理されます・・・BUT
日本の埋立最終処分場の残余年数は約20年と言われてますので、この焼却ごみを徹底して減らす必要があります。
焼却場のゴミは「燃えるゴミ」ではなく・・・・「止む負えず燃やして灰にしている」といった意識が必要なわけです。
さらに、これら焼却ごみの中には、正しい分別がされず古紙などの資源物や産業廃棄物が混入している場合があります。
そこで行政では、①ゴミの減量 ②資源物や産業廃棄物の混入防止 ③焼却不敵物の排除に関する排出分別ルールの徹底を事業者に呼び掛けています。
行政と排出事業所の間に位置するわたくしどものような収集・運搬業者は、単に運ぶだけでなくこれらの背景をより意識し、行政と排出事業者を円滑に繋げる役割があるものと弊社では考えております。
そこで、弊社では「環境サポート工房」として、行政の意向を排出事業主が正しく理解し改善できるように、「事業系一般廃棄物に関する正しい分別方法」などの勉強会を実施しております。
未来の子供たちの為に必要な「資源ごみを徹底して分別し、処分ではなく資源化を図る必要性」を、今後も地域の皆様と共有してまいります。
行政(志太広域事務組合)からの連絡事項の再共有と正しいごみの分別に関する説明会の様子です
環境問題におけるマクロ情報と地域の課題、行政の考えを簡単に説明した後、弊社現場責任者より正しい分別事例と間違った分別事例などを実際の排出物を見ながら確認していきます。
仕事に影響を与えないように、3日間にわたり全ての従業員の皆様に実施。
従業員の皆様方との質疑応答も活発に行われました。
説明会の様子は、焼津市に拠点を構える「株式会社イシダテック」の皆様です。
説明会は一般廃棄物の他、産業廃棄物に関しても実施。説明会の後、廃棄物管理も再整備され、敷地内の美化・環境保全も大きく進化されていました。
「株式会社イシダテック」は、ユーザーのプロセスイノベーション実現のための製造機械を完全オーダーメイドで開発・設計・製造する老舗メーカーです。創業者の石田兄弟は発明王として全国に名を轟かせた人物として大変有名な企業です。
活動事例2
ゴミを減らすための3つの取り組みを「3R(スリーアール」といいます。さまざまなゴミ問題や、ゴミが環境にあたえる悪い影響をこれ以上増やさないための対策で、循環型社会を目指す標語として用いられる言葉です。
・Reduce(リデュース)
ごみを減らす、出さないという考えで、使い捨ての商品やゴミになりそうなものを買わない。詰め替え製品を使う、買い物にはエコバッグを使うなど、資源を使わないまたは節約することです。
・Reuse(リユース)
再使用・繰り返し使うという考えで、繰り返し使えるものは捨てずにもう一度使ったり、修理して使えるものがあれば修理するなど、再利用することです。
・Recycle(リサイクル)
資源として再利用するという考えで、鉄やアルミなどの金属や乳パックや新聞紙、雑誌などの古紙、またはペットボトルなどを回収して資源として新しい再生品を作ることです。
取り組みの優先順位はリデュース、リユース、そしてリサイクル。3Rはゴミを減らすために、家庭や企業、そして行政が協力して取り組んでいくものです。
工場などから排出される鉄などの金属くず類は、リサイクルとして再資源化されるのが一般的ですが、弊社では「環境サポート工房」として「リユース資源」としての再価値化提案も行っております。
例えば・・・
上の画像は廃業に伴う工場内の整理の際に排出されたもので、工具などの整理棚として利用されていた鉄製の棚です。
このような鉄のスクラップは下の画像のように再資源化工場へと搬入し、製鉄原料として粗鋼へとリサイクルされるのが一般的なのですが・・・
弊社では再生資源工場への搬入ではなく。。。
お洒落なグリーンショップに「インダストリアルインテリア」としての再価値化提案(リユース提案)なども行ったりしています。
リサイクル資源の鉄くずが、雰囲気のあるディスプレイや備品として店内で再価値化(リユース)される・・・
循環型社会への取り組みの優先順位はリデュース、リユース、リサイクルですので、仕事上の手間は掛かりますが素材そのものが新たに活かされるリユースはいいですよね。
うん、洒落た店内の雰囲気にしっかりと溶け込んでいます。
工場内で使われていた時には想像できないカッコよさです。
このようなくたびれた工具箱も・・・
使い方次第で・・・
うん、かっこいいぜ!インダストリアルしています♪
作業道具などを収納していた収納箱も・・・・
お店のレジカウンター内で、雰囲気のある存在感を発揮したりしています。
そのレジカウンターの前には・・・工場内で使われていた作業机が。
これらの木製製品も、一般的には木材の再資源化工場へと搬入され、木材チップにリサイクルされるのですが・・・
このように、レジ前の雰囲気のある売場として、見事にインダストリアルインテリアに変身(リユース)されました。
工場での油汚れもあえてそのままに使って頂いております。
センスのいい店舗です。
これらの再価値化提案を見事なセンスで店舗のインテリアやグリーン雑貨の一部に仕上げたお店が、島田市の「THE GROVE STORE」さんです。
観葉植物や庭木をはじめ、サボテンや多肉植物、レアプランツなどの植物や手仕事感あふれる、植物と相性の良いインテリア雑貨や家具を取り扱っている環境にやさしいハイセンスなお店です。
柔らかに降り注ぐ日差し、吹き抜ける心地よい風、輝く葉っぱのしずく、ほのかに香る花の匂い。日々の忙しい生活の中で、張りつめていた気持ちがフッと癒される時間を作りたい。そんな思いから、THE GROVE STOREは誕生したとのこと。
GROVEとは、「散策するのにちょうどよい木立(こだち)」という意味で、植物あふれる心地よい空間をテーマにセレクトされた、植物や雑貨がみなさまをお迎えしてくれます。
みなさんも、光と風、そして緑にあふれる空間をゆったり散策しながら、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
お店に立ち寄った際は、画像の「インダストリアルインテリア」も探してみてくださいね。(^^♪
おまけ
おまけで、我が家でのリユース事例もちょっとご紹介します。
工場から排出された鉄製の棚や工具箱、金属部品などを入れていた缶や木箱などのスクラップを、多肉植物用の鉢や台としてリユースしてみました。
ねじなどを入れていた油まみれの木箱や鉄缶は、そのまま鉢として再利用。
鉄棚は黒で再塗装し、金網で式台も作り直りました。
ネジなどの部品入れなどに使われていた木箱の油汚れは洗わずにそのまま利用。
汚れ具合がいい感じのビンテージ感を演出してくれています。
工場名が記された真鍮プレートもそのままに。
なんか味があっていいですよね。↓
工具箱もりっぱなジャンクガーデンギアとしてリユース。
使い方次第でいい雰囲気に仕上がりますね。
工場に廃棄されていた金属缶は・・・
柱サボテンの鉢の意匠に。へこみ具合も愛嬌です。(^^)
これがきっかけで、家内と共通の新しい趣味がで来ましたよ。
かわいい多肉達がどんどん増殖中です。笑